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北海道ツーリング
1996 傷心
その1
その2
その3
その4
1997 再来
1998 郷愁
1999 北端
2000 東端
2001 凜風
2002 双輪
2003 回想
2004 親交
2005 継承
2007 誤算
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フェリーが揺れて目を覚ました。接岸の準備をしているらしい。どれくらい寝ただろう。あれほど 騒いでいた人達も静かに寝ていた。外は真っ暗で港の灯りだけが見えた。船内アナウンスが到着 を告げる。21:30、夜の室蘭市へ滑り降りた。港はとても静かだ。気温は15度くらいか。思ったほど 寒さは感じない。フェリーを後にし、街の中に行った。ところがライダーハウスが分からず、市内 をぐるぐる走る。これは野宿かなぁと思ったら、巡回中のパトカーを発見、道を聞こうと思ったが なかなか止まってくれない。
パトカーを追って走るのも妙な気分。結局交番まで追いかけ回した。 お巡りさんはとても親切で、丁寧に教えてくれた。おかげで、無事ライダーハウスに到着できた。 本に載っていた
ライダーハウス白鳥の宿
。宿泊無料!ありがたい事です。表には数台のバイク。 でも中には寝ていらっしゃる方が1人きり。どこか行ってるのかなぁと思いながら一人でビールを 飲み始めた。少しすると、その2人が戻ってきた。何だか酔っている。どこかで飲んできたらしい。 意気投合して結局3人で飲み始め、室蘭の夜は更けていった。
みつばちライダーハウス白鳥の宿。近くのオーナーさんのお店、
TEN-POP
でハンバーグを食べよう!
翌朝7:00に起床。天候は曇りでまあまあ。外で準備をしていると昨日最初に寝てた人が顔を出す。 京都から来ている鈴木さんという大学生の方だ。一ヶ月間北海道を回ってきたという。『完全に 晴れないと動かないんです。』という彼は、すでに3日間ここに泊まっているそうだ。ほどなく 準備を終えると、3人に別れを告げ、進路を苫小牧へととる。いよいよ北海道の旅が始まった。 。
長距離ツーリングの汗臭さを解決!