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7月14日。必要最低限の荷物をバイクに積む。着替え・寝袋・携帯調理器具・万一の工具などだ。長距離で酷使するのでチェーンオイルも忘れずに携行する。今日は仙台からフェリーに乗るので、まずは東北を横断。走行距離は約200km。目指す仙台港は市街地から結構離れている。山形自動車道から東北自動車道へ。そして仙台南ICで下る。すぐにまた仙台南部道路へ入り、そのまま仙台東部道路を北上。仙台港北ICで下りればフェリー埠頭はすぐだ。着く頃は夕方になっていた。 |
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仙台港到着。出航は午後8時。手続きは出航の1時間前まで済ませなければならない。しかしここまでの道程の暑いこと。ジャケットは夏用に作られていて、裏地はメッシュ、それに10カ所以上もエアダクトが装備されているのだが、30℃を越す気温と1100ccのエンジンからくる熱で、Tシャツはすでに汗だく。ターミナルの売店で冷たいジュースとアイスをかき込んでやっと治まるのであった。 |
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まずはビール(笑)
最近はいつも2等寝台を取っている。普通の2等の広間は安くていいのだが、快適に休みたいのなら寝台にするべきだろう。広間は他のライダーと知り合えるいい機会でもあるのだが、団体さんが遅くまで酒飲みで盛り上がり寝付けないという場合もあるからだ。
苫小牧までは約14時間。太平洋フェリーは施設も充実していて、サウナ付の大浴場や映画館もある。食事を済ませた後、映画を観て12時に眠りにつく。 |
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苫小牧フェリーターミナル |
8時頃に目が覚める。
すでに苫小牧の陸地は目の前。港内にさしかかる時、一隻のタンカーが横切る。海上の通行は道路と似ていて左方優先。細かく言うと、相手を左手に見る方が進路を譲ることになっている。この時もタンカーを通すために、フェリーはしばらく停止、そして再び港内へと入っていった。ほどなく苫小牧のターミナルも見えてきた。船室へ戻ると荷物を整理し、アナウンスと共に車両甲板へと移動、接岸を待ってフェリーを滑り降りた。 |
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