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朝、激しい落雷で目が覚める。猛烈な雨だ。
『 この降り具合は一時的なものだな・・・ 』 とベッドでウトウトしていた。起きてシャワーを浴び、さっさと出発の準備を整える。予想通りにすぐ雨も上がり、昨日の海岸沿いを走った事で付いたであろう車体の塩を洗い流してくれていた。水滴を拭き取り、朝靄をついて出発する。根室市内から納沙布岬までは20分もあれば行けた。 |
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最北端の宗谷岬のような仰々しい建造物もなく、期待した割には拍子抜けである(^^;
岬からの展望は海霧のために晴々しくは見れなかったが、この先は北方領土、ロシア領なのだ。
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岬名物(?)てっぽう汁。花咲ガニのぶつ切り。みやげもの店で客に振る舞っていたものだ。これがうまい。カニのダシが濃厚で思わず食欲がそそられる。おかげで寝起きの体も
すっかり暖まり、意気揚々と納沙布岬を後にし、潮の香り一杯の根室路を走りだした。 |
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納沙布から根室、そして厚床まで昨日来た道を戻り、そこから244号線へと進路を変えて網走方面を目指す。納沙布から網走まで約200km。知床半島の根元を横断。左の写真は標津(しべつ)を過ぎ、斜里に入ったあたり。
しかしこの辺から雲行きが怪しくなってくる。
網走が近くなる頃、ぽつりと雨がメットを叩く。
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網走市
北海道北東部のオホーツク海沿岸に位置し、オホーツク圏の中心都市。水産加工業が盛んで魚のすり身の発祥地。北海道の約50%を生産する。北方民族博物館、流氷館、水族館など文化施設も多く、流刑地として有名な赤レンガ
造りの旧網走監獄庁舎も博物館として公開されている。人口は約4万人。毎年1〜3月には流氷が沿岸を埋め尽くす。 |
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網走に付いた頃はざーざー降りの雨。雨宿りを兼ねて旧・網走刑務所へ立ち寄った。
中の見学はしなかった。入場料が高い(笑) |
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ここで出会った福田さん。長崎のライダーさんです。 北海道は初めてですが、もう10日以上も回ってるそうです。雨をしのぎながら立ち木の下で30分ほど話をしました。
さて、そろそろ出発。でもここでコースの変更を決断。 予定では更に北上してサロマ湖へ。だが雨の降りもきつく、衣服も中まで濡れている。予定を繰り上げ、このまま富良野・麓郷へ向かう事にした。
ここから美幌、北見を抜け旭川まで220km。
目指す麓郷は、また更に80kmも先なのだ。
今回で最もつらい豪雨走行となるのだった。 |
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