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北海道ツーリング
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9月9日(日)13:00 荷物をつけ終え、いよいよ出発の準備が整った。今年はCBR1100XXでの渡道となる。前回のZZR1100とは違った走りを経験させてくれるだろうか。

積載能力はブラックバードの方が低く感じる。ZZR1100と比較すると後方シート幅が意外に狭いのだ。リヤカウルの形状も先端に向かうほど細くなるので、目いっぱい後ろまで使用することが出来ないのが難点だ。
前回は一貫して高速道路を使用しての仙台港入りだったが、今回はあまり予算的に余裕がなかったので、仙台市街の手前までは国道を走り、途中から仙台南部道路、仙台東部道路の高速を使って仙台港北ICからフェリー埠頭
に到着した。

20:00出航なのだが到着したのは16:00。空腹だったのでターミナルの食堂で簡単に食事を済ませた。
実はこの時、先週から発生した台風15号が 関東に接近しつつあった。予定では10日に 出発のつもりだったのだが、台風の影響が ちょうど出発日あたりに東北に及ぶ危険が出てきたため、急きょを一日繰り上げての出発となったのだ。

次週に延期も考えてはみたが、仕事の都合 でそれは難しい。意を決してツーリングに 出たはいいが、早かれ遅かれいずれ台風は 北海道にもやってくることに変わりはない。

あきらめにも似た気持ちで乗船手続きを終え 出航のその時を待つことにした。

B寝台

バイオリン ミニコンサート
ようやく出航をした太平洋フェリー『いしかり』の船内。予約したのは広間の2等船室ではなく2段ベッド構成のB寝台。バイク込みで16,000円と安くはないが、広間のように周囲の喧噪を気にしなくてもいいのが助かるのだ。
しかし、出航した安心感もつかの間、台風の影響はすでに東北にも届いている事を知る。仙台港内を航行している間は気が付かなかったのだが、船が外洋へと出始めるにしたがい、船は段々と大きく揺れ始めた。完全に陸から離れた航路に乗った時には、揺れはピークに達した。
波とうねりが激しいのか10m以上は上下している。上下すると言っても穏やかなものではなく、船首が 波に跳ね上げられて、水面から飛び出しているのがハッキリと分かるのだ。直後にはまるで高速エレベーターが下降するように、無重力を伴って水面に向かって落ちていく。その着水した時の轟音は船内にも響き渡るほどなのだ。

過去10回の中でも一番の揺れだろう。とてもまともに歩ける状態ではない。こんな時はベッドに横たわり、 揺れに身を任せるのが最善の策だ。揺れに逆らって歩こうものなら、ものの5分で気分が悪くなって 動けなくなってしまう。しかし驚きなのは、こんな状況にもかかわらず、船内では上の写真のように バイオリンのミニコンサートが開かれていたことだ。立っているのさえ難しい状態で演奏を続けるその様子は、沈み行くタイタニックで演奏を続けたという逸話を思い出すのであった。


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