HOME

北海道ツーリング
1996 傷心
1997 再来
1998 郷愁
1999 北端
2000 東端
2001 凜風
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
2002 双輪
2003 回想
2004 親交
2005 継承
2007 誤算
2008 継走
2009 軌跡
北海道情報リンク
ライダーハウス
持ち物チェック

スポット一覧
mebi's花人街道
リンク集
庄内の温泉
プロフィール

北海道ツーリング
倶知安に入ると雨も一休みなのか、いったん曇り空で落ち着いていた。初日の宿泊地はここ、比羅夫駅だ。函館本線の途中に位置し、スキー場としても有名なニセコ駅と倶知安駅を経由して小樽を結ぶ。時刻表を見ると4時間もダイヤが空白になっている時間帯もある。
駅に泊まる、と言っても駅のベンチで寝るのではない(笑) 実はここは日本で唯一、駅が民宿になっているという、れっきとした宿泊施設なのである。出発前に今年はどのコースを走ろうかと考えていた時のことだ。何気なくテレビを見ていて、珍しい駅の民宿があると放送していた。これだ!こんな珍しいならきっとホームページもあるはず!とネット で検索した結果、やはり公開していたサイトを発見し、予約を入れたのである。【駅の宿ひらふをネットで予約する】
しかし・・・肝心のオーナーさんがいない。うろうろしていると、受付室らしい入口に貼り紙を発見した。私の名前宛に何か書かれている。 「 16:00頃に戻ります 」 今は・・・14:00か。うーん。待つしかないな。駅の横にはログハウス調のコテージがあり、貼り紙の続きには 「 コテージで休んでいてください 」 とは書いて下されてはいるものの、誰もいないのに勝手に入るのも悪い気がし、周囲の景色を見ながら待つことにした。辺りは涼しげな風と虫の音だけが響いていて、静かでいいなぁ・・・と思いにふけっていた。
やがてオーナーさんご夫妻が戻ってきたので、宿泊のコテージを案内して頂いた。中はログハウスなので暖かみのある落ち着いた雰囲気で一杯である。所々にオリジナルな飾りも置いてあって、大事に運営しておられるのが分かります。
この頃から再び雲行きが怪しくなり、山合いの駅は少しずつ静かに雨に包まれていった。

オーナーである南谷さんご夫妻が食事の準備をする傍ら、私は厨房のある談話室で過ごした。ビールを飲みながら、忙しそうに用意する南谷さんにしつこく話しかける(笑) 南谷さんは学生時代から北海道を自転車で旅していた、いわば私たち旅ライダーの先輩でもある。先代のこの宿のオーナーさんが、ぜひ南谷さんに継いでもらいたいとお願いされ、以来一人でこの宿を守ってきたのである。そして今年、実はテレビで放映された内容でもあるのだが、そんな南谷さんに東京からお嫁さんがやって来る、というものだったのだ。

列車に乗って北海道へ向かうその女性は、車窓をぼんやりと眺めながら、これからの生活に期待と不安で複雑な思いを胸中に抱いてる、そんな様子がテレビから見て取れた。

でも本当は取材スタッフの人たちとゲラゲラ笑いながらの道中だったと話してくれた。取材カメラが止まると 「 もう話してもいいですか? 」 と繰り返していたらしい(笑)

食事の用意ができる頃、お風呂を勧めて頂いた。コテージの隣に、これまた小さなコテージがあり扉を開けると、もうもうとした湯煙の中にランプが灯っている。驚いたのは浴槽だ。大きな丸太をくり抜いた湯船は、思わず目を丸くするほど情緒たっぷりで素晴らしいものである。その入り心地ときたら、雨の憂鬱さや旅の疲れなど、すっかり消えてしまう。写真を撮れば良かった(^^;

風呂のあとはお待ちかねのバーベキューである。友人同士というお二人と、3人のご家族も一緒に宿泊されている宿の仲間。みんなで火を囲みながら焼肉とビールで楽しい団らんを過ごした。残念なのは天気が良ければ駅のホームでやるバーベキュー。列車が着く、その真ん前でやるんだから目立つだろうなー。
明けて翌朝。外は相変わらずの雨。駅のホームに滑り込む始発列車で目を覚ます。何ともここらしい目覚めだ。朝食を談話室でみんなでいただくと、私は出発の準備を整える。

南谷さんご夫妻と、みんなの笑顔に送られながらひらふを後にする。この後いよいよ激しさを増す雨が、北海道に猛威を振るい始めるのだ。



▼じゃらんで宿予約
札幌エリア >>>
定山渓 >>>
石狩・空知・千歳 >>>
小樽・キロロ・積丹 >>>
ニセコ・ルスツ >>>
登別・苫小牧 >>>
函館・大沼・松前 >>>
稚内・留萌 >>>
旭川・層雲峡 >>>
富良野・美瑛 >>>
日高・襟裳 >>>
網走・北見・知床 >>>
釧路・阿寒・根室 >>>
帯広・十勝 >>>
離島の宿 >>>
 
キャンプ場予約