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北海道ツーリング
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北海道ツーリング2005
いよいよ最終日。今日は夜のフェリーで北海道を離れます。スティードはよこやん君の愛車。

今朝は強風が吹き荒れるあいにくの日になった。雨も混じって寒さもより一層だ。思えばずっと暖房を使ってたなぁ。

宿で一緒になった皆さんもそれぞれの目的地へと旅立って行きます。偶然に泊まり合っただけの縁でも、旧知の友人のように
なれるのがライダーハウスのいいところです。またいつか再会できる日を願いつつ、見送ったり見送られたりを繰り返します。

私達も荷造りを始めます。結構な量なのでバイクにくくりつけるのも一苦労。緩まないよう、しっかりと積むのも経験とコツが必要。

一足先に皆さん出発です。よこやん君もここでお別れ。カッパを着て走るのは好きじゃないけど、それも北海道の自然ゆえ必要。
雨だけじゃなく、長距離走行で当たり続ける風こそが疲労の度合いを大きく左右する。北海道はカッコだけでは走れない。

10年間お世話になったマスター。そのラーメンはとにかくウマイ。塩ラーメンは絶品です。帰るときはコレを食べてから出ると
決めています。だからこれを食べると、もう帰るんだなと実感する寂しさで一杯になってしまう。でもまたこれを食べに来ようと
元気に出発できるラーメンでもある。いろんな思いがこもった10年目の塩ラーメン。

ここは富良野塾の皆さんもよく訪れるお店です。寄せ書きが歴史と人気を伝えます。

10年間、夏だったり秋だったり。暑かったり寒かったり。いつもここに座り、時には一人で、時には仲間と、また時には
オーナーさんのご家族みんなと団らんしてきたお店です。とりあえず10年の区切りで私の北海道ツーリングは休止しますが、
今これを見て下されているライダーの皆さん、ぜひ富良野の麓郷に行って立ち寄って下さい。良かったらライダーハウスにも
泊まって下さい。気に入ったらまた翌年も行って下さい。ずっとそこにあり続けて、いつも温かく迎えてくれますから。

苫小牧。いよいよ北海道を離れます。いつも思いますが、まだ船のない海に向かうゲートを見ると、映画のスターゲイト
を連想してしまうのは自分だけでしょうか。地球と他の銀河の星々を一瞬で結ぶ出入口。そういうSF映画なんですが、
あの先に旅が待っているとワクワクしたり、現実に帰るんだと寂しくなったりする、自分の中のスターゲイトなのです。

出航は夜なのでまだ時間がある。新日本海フェリーは荷物をバイクから全て下ろさせられるのが難点。ここで荷物を下ろし
やすいようにネットの張りを調整しておこう。メットは客室に運び入れる事を勧める。排気臭くなるのを防ぐためだ。

翌朝、もうすぐ秋田港。天気はいいようだ。港には沢山の釣り客が堤防に立っていて手を振って船を迎えてくれた。

着岸してバイクを固定ベルトから外す。車が一斉に暖機運転を始めるので排気臭くてかなわない。バイクはモロに呼吸するから、
健康被害だって起こりそうなぐらいだ。船会社はこういうところに気を配ってアイドリングを規制して欲しい。

出口が開くと、そこは走り慣れた東北の地。2時間ほどで無事に帰宅した。ドロドロになったバイクを洗いながら、この一週間と
10年を思い出す。最初に魅せられてから早10年。まだまだ知らない所もあるはずだ。きっとこれからも旅は続くだろう。


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